本プロジェクトについてabout project
伝統工芸NFTプロジェクトとは?about project
日本が誇る長い歴史を持つ伝統工芸品の中には、一点物であるという魅力を持つ高度な芸術品が存在します。一方で、大量生産が出来なく、高コストであることから市場サイズが縮小され存続の危機に瀕しています。本プロジェクトは、こうした高度な芸術・技術を持った伝統工芸について、偽造・複製・改竄などが難しいパブリックブロックチェーン上に生成された一点ものの電子データであるNFTを活用し、再び活性化することを目的としたプロジェクトです。
たとえば、「藍染」はジャパンブルーとも呼ばれる日本を代表する伝統工芸であり、沖縄や青森、場合によっては東京などで作品が製作されていますが、藍染に使われる原料であるタデアイという植物について、全生産量の70%が徳島県で生産されており、藍染が徳島県の代表的な文化であることはあまり知られていません。藍染製品をみる
また、代表的な日本文化である「着物」の場合、晴れ着、振袖、打掛といった高級着物文化は、室町時代から継承される「日本刺繍」の一種である「京繍」(きょうぬい)の技術によって支えられています。しかし、近年のプリント型の着物や機械刺繍などにより市場が圧迫され、着物文化と京繍の関係性を知る人はわずかです。京繍製品をみる
一方、海外において、こうした日本文化は高く評価され需要が高まっています。現在でも海外で愛される浮世絵が、実は海外輸入品の緩衝材として使われた本などから広まり、海外で価値が認められた一方、大衆的な刷り紙としてしか認識していなかった日本人は、その価値に気付くことが出来ず、低価格で海外流出されたという歴史が繰り返されるかもしれません。そして、国内での低い評価は職人からの技術継承を妨げ、技術自体が失われてしまう恐れがあります。
本プロジェクトでは、科学的な見地から伝統工芸品の価値を見定め、熟練職人とその魅力について議論しながら価値を再定義することで、伝統工芸品の価値を可能な限りわかりやすく伝えることに挑みました。特に、外国人がみた場合に価格の根拠となるパラメータをNFTのメタデータに取り込む作業を慎重に行い、NFTに伝統工芸品との交換機能を付与しました。これは粗悪な品が高額で売り付けられることを防ぎ、正当な評価を用いた伝統工芸の再活性化に挑んでいます。これは、リアルプロダクトを根底に置いた伝統工芸による地方創生チャレンジでもあります。
我々は、「Cardano」というパブリックブロックチェーンにおいて実施されている資金調達プロジェクト「Catalyst」に計画の提案を行い、Cardano(ADA)ホルダーから多大な支持を得て採択、資金を獲得することでプロジェクトを遂行しています。また、Cardanoには自身のトークンを保有したまま簡単な操作で実行可能な委任型Proof Of Stakesという機能が存在します。本プロジェクトは、この機能を用いて「PSPJ」(Project Support Pool Japan)というStake Poolに委任くださった方々からの支援にも支えられています。
誰もが支援者になることが出来て、誰もが提案者・プロジェクト実施者になれる分散型システムであるCardanoならではのプロジェクトとも言えます。
日本の伝統工芸存続を応援したい方、ブロックチェーンの新しい可能性を応援したい方は、ぜひ気に入った伝統工芸品をお買い求めください。また、Stake Poolへの委任などでの応援をよろしくお願いいたします。 (NFTと実物商品の交換については、初めてNFTが購入されてから6カ月以内の実物アイテムとの交換をお願いいたします。)
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